第二の故郷

6/9から6/20までオーストラリアのシドニーへ帰ってきた。帰ってきたというのはオーストラリアは第二の故郷だと思っているからだ。

26歳の時に250ccのオフロードバイクにキャンピング道具を積んで一周した時からオーストラリアの自然に魅了された。そしてこの経験が海外移住のきっかけになったのだ。

いつもは南半球の春頃11月に帰るのだが今年は嫁の就職で冬になってしまった。写真を見返していると夕日が多いのは、日没が4時半頃なのでどうしても黄昏時の写真ばかりになってしまった。

仕事探しのためにアメリカに移住しているが、心はいつもオーストリアに帰りたいと思っている。今回の旅行の目的はオーストラリアの運転免許証、保険証などの更新と銀行のATMカードを使うためという事務的なものだ。

もちろん連日なつかしい友達とランチとディナーを楽しんだ。成功した人もいれば、苦労を続けている人もいる。友人の子供たちの成長におどろき、アメリカへ移住する時に子供だったのに結婚して子供がいる子たちもいた。

そしてオーストラリアの母親だと思っていた方が、一人暮らしをしていた自宅で転倒骨折をしてから介護老人福祉施設に移られていた。知り合いに車の運転を頼んで一緒に面会に行ったのだが痴呆症も始まっているのかこちらの顔を覚えているのか知る由も無い。

ただ最初は表情が無く無口だったのが、持参した柿やお寿司を食べさせているうちに静かに微笑んだり、話しかけてくれたのが救いだった。実父も同じような状態、施設暮らしなので心が痛んだ。ただ父の場合は脳梗塞が発症した時に脳に障害が残ったので見舞いに行っても苦しいという感覚さえもわからない。いつか自分も通る道だと理解していても、家族にとっては辛いものだ。

シドニーは思った以上に様変わりをしていた。以前は20年近く放置されていた空き地に高層ビルが建ち、シャッター通りだった商店街に新しいお店が立ち並び、ボンダイジャンクションには巨大ショッピングビルが建っていた。アジア系移民が目立ち、交通渋滞が慢性化しているようだった。

テレビでは不動産価格の急上昇で2ベットルームの家の価格が1.2ミリオンだという。知り合いの多くは随分昔に家を買った人たちばかりだが、彼らも口々に「自分の子供たちの世代シドニーに家を買うのは不可能」だという。自分も老後にシドニーへ拠点を移すならそれなりの覚悟は必要そうだ。

不動産だけではなく食費もかなり高騰していると感じた。以前は飲茶は手軽に楽しめるイベントだったが、今回大人3人と2歳児で飲茶に行ったのだがアルコールを飲まずに100ドル近い出費になってしまった。15ドルで満腹になったのはいつのことやら、遠い記憶の彼方にすっとんでしまった。知り合いの中国人が言うには一番高いのは野菜類だという。

アメリカに住んでいるものにとっては理解しがたいが、広大なオーストラリアで酪農・農業が出来るのは海岸線のごく一部でしかない。8割近くが何も無いアウトバック(荒地)なのだ。干ばつなど起これば即死活に関わる、山火事なども頻繁に発生する、それがオーストラリアなのだ。

実質十日程度の休暇はあっという間に過ぎてしまった。この旅行中にバラキン、IMケアンズという2大イベントがおこなわれた。FBで知り合った方々の健闘を読みながら自分も来年はバラキンに参戦するのだと思うと、不安ばかりが沸き起こる。

休暇中はちょっとしたハイキングを楽しんだが、それ以外はトレーニングなど出来なかった。また減量とトレーニングに生活に戻るとしよう。次にオーストラリアへ帰るのは次回の免許証の更新と合わせた5年後のになるだろう。

友よ、また逢う日までお互いに健康でいよう。

写真をクリックすると説明がでます。

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第二の故郷」への4件のフィードバック

  1. 第二の故郷だったんですか!
    ケアンズはレースで、そして娘家族が住むマランビンビ、オーストラリアは海外経験ない私にとっては行き易く親しみやすい国です。
    娘夫婦は何より子どもを大切にすることがいいと言ってます。
    シドニーは都会?なのでしょうね。
    元気な内に、娘達の家を拠点にして行ってみたいな~と思ってます。

    いいね: 1人

    • オーストラリアは何も無いのが好きだったのですが、今回旅行してみてどんどん都会になっていくのが嬉しくもあり、寂しくもあります。1988年に初めて渡豪したのですが、その頃は午後5時になるとお店が閉まり出し、8時には真っ暗になったものです。干ばつが続いて生活費がかかるようになりましたが、それでも大好きな国です。

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  2. Akiraさんは若い頃から冒険家だったのですねえ。オフロードバイクでオーストラリア1周ですか、凄い事です。僕もオーストラリアの開放的な雰囲気が大好きです。Akiraさんの故郷にふさわしいと思います。
    バラキンは辛いです、十分練習してください。

    いいね: 1人

    • 「冒険」というほどのことではありません。貧乏だったのでこのスタイルで旅をするのが一番効率が良くて安上がりだったのです。

      友人宅で世界一周旅をしている青年に出会いました。ぼくらの世代よりも利口で良く考えているけれど、打算的で無謀さが無いなぁと感じました。世代が違うというのはそういうことなのでしょうねぇ。

      バラキン対策、よく作戦を練って玉砕しないようにします。

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