「Creed」邦題:クリード チャンプを継ぐ男

「ロッキー」第一作が日本公開されたのが1976年12月23日。ボクは当時中学生、映画好きのクラスメイトと映画雑誌を回し読みしていた。当時のスターはポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードにブルースリー。シルベスター・スタローンなどという無名の俳優を知る由もなく、あまり期待せずに街に一件の映画館で「ロッキー」を観た。無論その後は映画友達にすすめまくった。

14歳の男子中学生だった自分と53歳の中年親父になった自分では感動の度合いは違う。そして映画の中のロッキーもそれなりに年を取り、妻に先立たれ、息子も離れて一人暮らし。癌に怯える中年親父なのである。今は「うん、うん、わかるよぉ」としみじみ納得するシーンが満載。スタローンも他の映画ではまだまだアクションをこなし、葉巻を加えて拳銃を撃ちまくっているが、今回は老け役をしみじみとこなし助演男優賞という彼らしくもない賞にノミネートされたのである。

親友でありライバルであったアポロの忘れ形見をボクサーに育ち上げるという話しなのだが、実は「ロッキー」と同じ設定をなぞっている。共通しているのは無名ボクサーが表舞台へのし上がる。絶対的に不利な挑戦者。スラムでのトレーニング。12ラウンド戦って判定負けをくらう。しかし、マンネリだから面白くない、というわけではない。やはり今回も男同士のドツキあいに感動した。

試合シーンでステディカムが多様されたが、実はこれも「ロッキー」で最初に使われた撮影器材だったらしい。当時スタローンは金が無いので当時出始めたばかりのステディカムで撮影した。

そしてスタローンが最初の「ロッキー」の脚本を書いたアイデアは当時テレビ放送された「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」戦で、当時絶対不利と言われていた挑戦者ウェプナーが繰り出した脇腹へのパンチでアリからダウンを奪った。試合後アリが「二度と対戦したくない」と言ったことからひらめいたらしい。「クリード」では同じように王者は脇腹が弱いことになっている。

若い年代には若々しいマイケル・B・ジョーダンの肉体美、ボクシングシーンを観て欲しい。そして「ロッキー」第一作を映画館で観た世代には「スタローンも演技が出来るようになったんだ、同じ親父としてうれしいぜ」と思って欲しい。ww

★★★1/2☆

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