Marco Pantani

大阪の今井先生からの情報で「Pantani The Accidental Death of a Cyclist」鑑賞終了。

ボクはトライアスロンを始めるまでロードレースに興味があったわけでは無いので、パンター二がどれだけ偉大なサイクリストなのか知らない。しかし、このドキュメンタリー映画の彼の走りを観る限りどれだけ坂道に強かったのかわかる。こんなに力強く坂道を何キロにも渡って登り続けられたらどんなに気持ちが良いだろう。バイクをみるとハンドルはカーボンだがフレームはクロモリだろうか、軽量ヒルクライムに特化したように見える。

前半は彼の少年期からアマチュア時代そしてプロになってイタリアの英雄として華々しいキャリアを積んでいく。レース中の事故で二度と歩けないと言われ怪我も跳ね返して彼は1998年に「ツール・ド・フランス」「ジロ・デ・イタリア」を同じ年に優勝するという偉業を成し遂げる。ここまではトレーニング中に観ていたのでやたら気持ちが高揚してしまった。

後半は勝利を重ねるうちにスポンサーやファンからのプレッシャーに負けて血液ドーピングに手を出してしまう。当時イタリアの20のチームのうち18チームでドーピングが発覚した。ロードレース界で血液ドーピングが蔓延していたのはツール・ド・フランスで7回優勝したランス・アームストロングも認めている。最後は非業の死を迎えるのだがその原因はコカインだった。

★★☆☆☆

この映画では主に2種類のドラッグが使われる。ひとつはパフォーマンス向上の為、もう一つは現実逃避の為。奇しくも日本では元プロ野球選手の清原が麻薬所持で逮捕された。彼の場合は後者の方だ。そして朝日の記事でこんなものがあった。

「かつて、覚醒剤で逮捕、起訴され、実刑を受けたプロ野球の元スーパースターがいる。江夏豊だ。彼に最近、話を聞いた。なんで、あんなことしたんですか? ぶしつけな質問だった。彼は一間を置いて取り乱すことなく答えた。「結局、寂しかったんやろうな」。現役をやめ、離婚も経験した。清原と状況は似ていたと言えるかもしれない。」

パンターニも最後はパパラッチの追跡を避け、ホテルの部屋に閉じこもってコカインを吸っていたらしい。恋人も去り、失望したファンは彼を「ヤク漬け野郎」とののしる。クレジットカードを一枚だけ与えられたまま家族はバカンスに出ていたらしい。誰も信じられなくなった彼はたった一人で死んでいったのだ。家族が彼の死を知ったのは二日後だったという。

また別の記事では「スター選手の覚醒剤使用について「(売人は)スターには寄ってきやすい」と言うと、「お金を持っているので、売っている人が売りやすい。口止め料も含まれているから、普通の相場の3倍の額で売るって言われている。スターは、はねのけるだけの強さを持たなきゃいけない」

つまり一般人がパフォーマンスを上げようと思ってもせいぜい値段の高いプロティンに手を出す程度、ところが億単位の金を稼ぐプロには、闇医者が成長ホルモンや血液ドーピングで高額で売りつける。そして身体がつぶれても今度はヤクザが覚せい剤を売りつけるという図式なのだ。

そう思うと自分はホビーでやっている程度で充分。高い金を払って危ない薬に手を出すより自分の身体を絞るトレーニングはタダなのである。

この映画を同僚に教えたら、彼からはランス・アームストロングのドキュメンタリー「Stop At Nothing The Lance Armstrong Story (2014)」を紹介された。これもランスが薬物使用で自滅していく映画なのでR。

あなたの一押しが僕へのはげましです。
にほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ
にほんブログ村

広告

Marco Pantani」への2件のフィードバック

  1. 結局最後の第六話まで見てしまった!ああ時間が・・・・
    スイム練習行ってきます。

    いいね: 1人

コメントは受け付けていません。