Long Beach Marathon サブフォーならず。

日曜日のLong Beach Marathonに参戦した。今回が2度目の参戦。昔のメダルを引っ張り出すと一回目は2002年のレースだった。その年はLA MarathonとLong Beachを走った後、左膝の軟骨が剥離して回復まで6ヶ月程かかったのだ。

小さいメダルが2002年、左の大きなメダルが2015年。やたらデカくて重い。後ろは参加Tシャツ。

小さいメダルが2002年、左の大きなメダルが2015年。やたらデカくて重い。後ろは参加Tシャツ。

朝3時半起床、食事は切り餅とこしあん。青汁をグラスに一杯。前日に用意した熱対策を考えたランニングウェアに着替え、5時に家を出た。以前参戦した時は嫁に送ってもらったのだが今回は自分で運転。自宅から15分程運転してフリーウェイを降りれば後は3キロほどで駐車場…のはずだった。ところがフリーウェイの出口からすでに渋滞が始まり、駐車場まで延々と車のテールライトが続いていた。仕方が無いので迂回路から遠回りをして駐車場へ。たった3キロに40分以上かかってしまった。公式サイトによるとフルマラソン男女合わせて2319人、7時半開始のハーフスタートを繰り上げた選手が男女で7213人、バイク、バイクとランのコンボがおよそ177人、合計9709人の選手が午前6時のスタート地点を目指していたのだ。

車を駐車してそそくさと靴を履きスタート地点へ向かう。そこで見たのはまるで河のようなランナーだった。2002年に走った時はこんなに人がいたのか?と唖然とする。アメリカもマラソンブームなのか?仮設トイレには沢山の列が出来ていたのでパス。あとで良く考えてみればどうせスタートしても測定ラインを越えるまで自分のタイムは始まらないのだからゆっくりトイレに行くべきだった。久しぶりのレースなのでコツを忘れてしまった。

4時間のペースランナーを探すが見つからない。柵を乗り越えて人の河へ紛れ込むと、すぐ後ろに3時間半のペースランナーを発見。きっと後ろにいるに違いないのだが探しに行くには時間が無いので諦める。準備運動をしているとスタートの合図が鳴り響き、ゾロゾロと前のランナーが動き出す。人が多くて流れにのるしかないのだが周りはファンラン目的のランナーらしくジョギングペースなので、なんとかかき分けて前に進む。最初のコーナーを過ぎると仮設トイレがあったので飛び込む。ここで数分のロスだがまだ余裕があったので気にしないで走り続ける。暗闇の中、街灯と遠くのビルの灯りの中を大勢のランナーが河のように進んで行く。

とにかくガーミンでタイムを確認しながら走るが、ウォームアップ無しなので身体が動かない、肺が苦しい。突然後ろからハイペースで追い抜いて行くランナーがいる。フルマラソンであのペースで走れるのかと疑問に思ったが、ゼッケンを見ると自分とは違う色だったのでハーフの選手だと気がつく。周りに同じペースのランナーを探してもそれがフルなのかハーフなのかは前にまわってゼッケンを見ないとわからないのだ。

周りのランナーのスピードに引きずられないようにガーミンと自分の感覚だけを頼りに走る。2002年の時はトレーニングなど全くしないで走ったので苦しい記憶しかない。もちろん景色は覚えているが土地勘が無いかったのでこの先が坂なのか平地なのかわからないまま走り続けた。今回はトレーニングでも走ったコースなので距離感がつかめた、それが気持ちの余裕にもなったと思う。

朝日を浴びてラン、これが青春だぁ♪

朝日を浴びてラン、これが青春だぁ♪

コースの最初、ビーチ沿いのランニングトレイルの途中から太陽が昇ってきた。朝日を正面に受けながら走り続けると後ろからジミーさんに抜かれた。ジミーさんに挨拶をすると「オッ」と短い返事をして離れて行く。後でFacebookを読むと何人もの知り合いが走っていた事に気がついた。キロ5分半から40秒で20キロくらいまで来たところで徐々に気温が高くなって来るのがわかった。身体にかけた水が乾くのが速くなってきた。

10キロは大丈夫、20キロはなんとか、30キロ付近で大学キャンパスの中を抜けるところでいくつもの小さい坂がありこれがキツくなってきた。そこを過ぎるとランナーの影が短く濃くなってきてるので、太陽が真上にきているのがわかる。心拍数は上がっていないのに走れない、水を飲み過ぎると胃が重くなるので最小限だけにする。氷が用意されていた給水所は一カ所のみ、あとはぬるい水だけ。2度程個人で氷をビニール袋に入れて配っている方がいて本当に助かった。身体と首筋を冷やしながら走る。

35キロを過ぎた当たりから自分の周りで走っているランナーよりも歩いているランナーが増えてくる。自分も空腹感があるのに吐き気が始まって、何を食べても吐きそうな気がして我慢しながら走る。やはり私設給水所を作っている方がコーラを出してくれたので遠慮なくいただく。トライアスロンをやっているのだろうか、コーラだけが唯一摂取出来る状態になる。

辛くともカメラマンの前では頑張って走っているふりをする(//・ω・//)

辛くともカメラマンの前では頑張って走っているふりをする(//・ω・//)

この辺りから走り続けることが出来ずに、500メートルほどジョグしては歩くことを繰り返す。止まってはダメだと自分に言い聞かせながら同じことを繰り返す。ロングのトライアスロンでは後半になるにつれて日が暮れるので暑さから開放されて走りやすくなるのだが、今日は後半に行くに連れて気温が上昇して辛くなってくる。なぜもっとトレーニングしなかったのか、もっと減量しておけば楽だったのにと、後悔と反省ばかりが頭の中でグルグル回り出す。

24マイルの表示が見えて、最後の給水所を越える。後でうなだれて辛い顔で走っている写真を見たくは無いからカメラマンがいる辺りだけは意地で走ってみる。最後の直線、淡々と測定器の上を走ってゴール。ゴールラインを越えて最初にもらったココナッツウォーターとプロティンシェクが美味しかった。

Facebookにも書いたのだが、来年のVinemanは白紙に戻すことにする。一緒に参戦する人もいないので迷惑をかける事もないだろう。今は減量に専念したい。ちょうどレースの直前にIM KonaのUnder Pants Runという有名イベントの写真を見て、ほとんどのアスリートが体脂肪一桁程度の細くて強靭そうな体躯をしている。自分がこのままの体重でトレーニングを続ける事は可能だが、膝や腰の故障を繰り返してきたので同じ失敗を繰り返したく無い。レーススケジュールを入れてしまえばそれに合わせて無理なトレーニングをやって失敗することもある。トライアスロンのトレーニングと合わせて恒常的に体重を減らす方向へ持って行こうと思う

もう一つは2017年バラモンキングに挑戦したいので、それに向けて万全を整えたい。かなりキツいバイクコースだと聞いているので今のままでは完走も危うい。出来る事なら笑ってゴールを切りたい。というわけで一年は会社の業務としてのレース参戦はあっても個人でのレースは無いというまことにエキサイティングでは無い地味な一年を過ごす事にする予定。

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Long Beach Marathonまであと二日

先ほど昼休みにビルの外へ出たら暑さでめまいがした。10月に入ったというのにこの暑さときたら尋常ではない。ロスではサンタアナ風という熱波が時々発生する。内陸の砂漠地帯に高気圧、海岸線に低気圧が停滞すると通常ならば海から内陸へ向かう気流が逆に回り出す。そして砂漠地帯の熱と乾燥した空気がロスを囲む山々を越えるときにスピードを増す。日本でいうところの「フェーン現象」というやつである。

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現在の気温36℃、湿度36%。
レース当日の日曜日は幾分マシになる予報だが、今年は暑さとの戦いになりそうだ。すでに主催者からは熱波に注意、給水地点を18箇所増設、ミスト発生装置を設置するというメールが来た。おまけに「今回のレースは自己記録更新を目指すのではなく、安全なペースで走ってください」とご丁寧なアドバイスをいただいた。13年前に走ったときはレース序盤は寒いくらい、途中は日差しが強くて暖かかったがレース後は厚い雲が海岸線を覆って寒さに震えた記憶がある。

一応スタート地点では4時間のペースメーカーに着いていくつもりだが、トイレなどで見失ったら自己ペースで走るしかない。あとはガーミンの測定頼み、熱中症になれば無理をせずに歩くこともあるだろう。

金曜日の今日は終業後にレースパックを受け取りにロングビーチへ行き、その後賃貸物件のテナントからの苦情処理。明日は朝から嫁と一緒に日本食コンベンションへ参加、午後からもう一軒のテナントからの苦情処理。夜9時には就寝して日曜日は午前3時起床、5時にはロングビーチへ向かって出発、6時のスタートを待つ予定。いつも通りのバタバタとしたレース前なのである。

友人のジミーさんや、アヤちゃんもハーフ参戦するらしいのでゴールで会えるかも知れない、と一瞬思ったが彼らは一時間半以内にゴールするであろうから7時半にスタートすれば9時にはゴールしていることになる。羨ましい限り、早く自分もサブスリーを達成できるようになりたいものである。

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