宮古島トライアスロン バイク篇

最初のランを終了。
他のアスリートの流れに乗って T1へ。
周りのバイクはすでに出発していた、
さすがに招待選手や海外選手は早い。

ロスを出発する際に雨を予想して
サングラスはレンズ交換できるものを選択、
今回は途中で晴れることを予想してアンバーを使用。
そしてレンズには撥水加工を施しておいた。

ダークスモーク系のレンズを選択した選手が多かったが
コース上にはいくつものサングラスが落ちていたので
暗すぎて外したサングラスをジャージのポケットに
入れたものが落下したのだろう。

ボクはトライスーツにDe SotoのCool wingsを着用。
紫外線対策にはなったが、一度も涼しいことは無かった。
この手のウェアは発汗した汗が蒸発するときに
周囲の気化熱を奪うことで清涼感があると説明しているのだが
今回のように雨中であったり、湿度が90%以上と高い場合は
気化しないのでジメジメと暑いだけであった。

バイクスタートしても雨のまま、前を行く選手のはね上げる
泥水をかぶりながらの走行。
路面標示の上、道路のつなぎ目の鉄板、マンホールの上が異常に滑りやすい。
撥水加工のおかげでサングラスにかかった水しぶきは風圧で流れていく。
他の選手を見ると白いウェアの選手たちは泥水に染まっていく。

走り始めて直ぐにスピードが時速38キロを越える、
しかし先のコースコンデションがわからないので
平均速度を30キロ程度に抑えようとこころがける。

今年からコースに入った伊良部大橋にかかる。
橋の上は遮蔽物が無いので横風に煽られながら橋の中央部の
一番高い場所へバイクを進める。
上り坂だというのに突風に吹かれるとハンドルを持っていかれそうになる。
女性や上半身の力の無い人は辛い坂である。
そして一気に下り坂に変わるが、上下たった二車線の橋である
そのスピード感はかなりのもの、しかも雨と風の中なので下手な操作は命取り。

橋を渡り終えると市街地へ入る、とここで救急車のサイレンが
本島の方から聞こえてくる。
今回のコースでは橋を渡ってから市街地へ入るという箇所がいくつか
あるのだが、ほとんどがT路地なのである。

下り坂で充分に減速していないとコーナーでふくらむ
もしくはセンターラインを踏んで転倒しているらしい。
ある曲がり角で鉄製のマンホールの蓋がコーナーにあってヒヤリとした。
別に上位入賞を目指すわけでは無いので安全運転、転倒しないことが優先である。

100キロまではいくつかのパックが出来ていた。
ドラフティング禁止だが、容赦無い風に翻弄されてなかなかバラけない。
本島のコースばかりを考えていたが、宮古島大会で難関なのは
離島に入ってからだと気がついた。
細かいアップダウンが続くのが辛い。
シクロバイクでノンビリポタリングというのが楽しいコースである。
間違ってもTTバイクで走るようなコースでは無い。

途中12時頃からが雨雲が切れて日が差してくる。
蒸し暑い、このあたりから給水に気をつけて走る。
いや、気をつけていたのだがそれでも脱水症状だったことに気がつかなかった。

雨が降っていたし、ロスのように鼻の奥がヒリヒリと
乾く様な体感が無かったので大丈夫だろうと思っていたのだが
バイクを終えてみると水は最初に用意した3本だけ、
あとはエイドで使った被るための水のみ。
他はエナジージェル3つ、塩羊羹一個、バナナ半分。

島の中には風力発電の実験設備があるほど風が強い場所があり
さらにその周辺は海岸の地形に沿って道が作られているので
狭く曲がりくねった道が細かいアップダウンを続ける。

100キロを越えるとようやくバラけて自分の前後には
ほとんどグループがいなくなる。
それでも坂道などの難所では坂に弱い選手達が詰まっていた。

そして目に付いたのはパンクした選手の多さ。
カーボンホイールの選手のはクリンチャーが多いのだが
みなさんクリンチャーでのタイヤの張替えなど練習していないのか
かなり悪戦苦闘していたようすである。

チームで走っている場合はチームメイトが助けていたが
これは失格の対象ではなかろうか?
タイヤレバーを貸す程度ならば大丈夫だが
チームメイトのタイヤ交換をやってはダメであろう。

これは日本だけでは無いのだが
道の真ん中を走り続ける選手が多くて困った。
左から抜いてはペナルティが課されるのだが
追い越すわけでも無いのに道のど真ん中や、
センターラインを近くを走り続ける選手が多かった。
最初は「左に寄ってください」とか
「右から抜きます」とか声を出していたのだが
後半は面倒になってしまった。
ルールはちゃんと読みましょうね。

一人若い女性選手が下り坂で
スマートフォンで動画を撮っていたのには驚いた。
「危ないよ」と注意したら
「わかっているよ!」と言い返された。
ポタリングならばわかるが、まさかレース中にFBやっているのか?

157キロライド終了、 T2に入ってシューズを交換。
雲の切れ間から強い太陽が射し始めていた。
しかし、海側を見ると黒い雨雲が空を覆っていた。
ランは暑くなるのか?
それとも雨なのか?

ランニングキャップを被り、スモーク系のサングラスに変える。
このレース中で最初のトイレに入ってからランスタート。
今考えるとこれは脱水症なり熱中症を疑ってみるべきだった。
普段ならばバイクで2度はトイレに行っているはずだし、
軽い頭痛と胃痛があったのに甘く考えていた。

この時点でT2の関門があと45分後だとアナウンスが聞こえた。
ここから関門が気になりだす。
バイクで足切りはされなかったが、完走するためには
ランを6時間で走らなければアウト。

脚が売り切れている感じはなかったが
シューズを履いて立ち上がった時にクラっと立ち眩みがした。
単に血流が頭から下がった程度だと思っていた。
そして今までで一番辛かったランがスタートした。

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宮古島トライアスロン バイク篇」への6件のフィードバック

  1. 臨場感たっぷりのブログ、良いですね。
    宮古島は出たことがないですが、日本国内のドラフティングやブロッキングに対しての認識も低ければ、ベナルティもあまり取らない傾向にあるのが残念。事故にもつながるし、海外に日本選手が出た時に、日本人はドラフティングが得意なんてレッテルだって貼られるからしっかり認識させる努力と取り締まりは必要ではないかと。
    しかし、レース中にバイクに乗りながらスマホで写真撮って、注意されたら分かってよ?
    どこのバカ女なんですかね。

    いいね: 1人

    • ドラフティングもブロッキングもルールブックを読めばわかる事なのですが、大会委員会も説明会はたったの一回、しかもパーティーの直前30分程度ですから誰も注意していません。残念な事です。
      今まで参加したレースだと説明会は絶対参加、
      実行委員会も到着が遅れる選手の為に
      数回に分けて説明する努力をしていました。

      いいね

    • マナーを知らない選手やルールブックを読まない選手というのは
      どのレースにもいるのですが、この人は不快でした。

      いいね

  2. 今回、読んでいてバイクはかなり余裕の走りのように思えました。
    かなり練習したのですか。
    走りながら動画を撮っているような選手はいつかこけますから、私は他人が何をしていようと構わないようにしています。でもこけて自分にも害が及んでも困るしね。
    脱水症状でどんなランになったのか、次回も期待しています。

    いいね: 1人

    • この時点では周りに注意して接触や転倒をしないようにするのが精一杯でした。

      動画を撮影している選手が自爆するのは良いのですが
      このような狭い道路で転倒すれば後続の選手が巻き込まれる可能性があります。
      チーム名が入ったジャージを着ているのだから
      もうちょっとマナーを良くしたらいいのじゃないかとオジさんは思いました。

      いいね

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